筆者はこれまで週刊誌、月刊誌、タウン誌、ウェブ媒体、情報誌、ファッション誌、調査業など様々な仕事を「フリーライター」として請け負って収入を得て生活をしてきました。
フリーライターという響きのかっこよさに憧れてこの世界に飛び込んだのですが、想像通りの仕事で、最高に楽しいと感じています。
今でも携われているのは素直に良かったと思っています。しかし、17年がたった今、現実に直面し待っていたのはゾッとする現実でした。
冗談や比喩ではなく筆者が知っている8割近くのフリーライターは50代を境に年収はガタ落ち、最後は悲惨な末路を辿っています。
私にこの仕事を教えてくれたのは一時代を築いたある有名なジャーナリストの方です。
著書も何冊かある方でしたが年齢とともに仕事がなくなりました。最後に会った時、お金を貸してほしい、と言われたのですがとてもショックを覚えました。あれだけ仕事に真摯に向き合っていた方でさえ生活に困窮するのだと。
ただ仕事に真面目に向き合う、それだけでは生き残れない嫌な時代ですが、逆に生き残っているライターも少数います。
この記事はこれからフリーライターとして仕事をしたいそんな方に、参考にしていただけらという記事になっています。
フリーライター・WEBライターの平均年収
フリーライターの平均年収は約300万円と言われています。ただしこれはフリーライター、WEBライターなどすべてのライター業をひとくくりにしています。
いわゆるクラウドソーシングなどから案件を得る一文字◯円という仕事の仕方をするライターも含んでの数字です。
私はおもに雑誌媒体で契約するなり、案件をとって仕事をしているのでもう少し高くなってきます。
週刊誌や月刊誌、情報誌など主戦場としてるフリーライターの平均はおそらくですが400万円程度じゃないでしょうか。
私自身も年によってバラつきはありますが500万円〜600万円程度の稼ぎになっています。生活を安定させるという意味ではやはり大手出版社の何らかの雑誌と専属契約を結ぶというのが一番安定できます。以下は例になりますがここ数年の週刊誌、月刊誌の専属契約料の主な目安です。
- 20万円〜60万円(基本契約料)
- ◯◯砲などで有名な週刊誌ですとスクープ料なるギャラも出ます(3万円〜50万円以上)
私の知る限りライターに50万円以上のスクープ料を払うのは1誌しかありません。みなさんご存知の雑誌です
※これも雑誌によって違いますがネタ料、完成原稿を書いた際の原稿料、写真を撮影した際の写真料などが数千円〜数万円手当でつきます
こういったギャラをベースにもらいながら他誌でアルバイトをするというライターの方が多いです。雑誌の内容にもよりもますがライバル誌をさけて1ページいくらという形で引き受けます
〜筆者の場合〜
実話誌、情報誌、タウン誌など様々やりましたが取材・執筆までして1ページ数千円〜3万円でした。
クラウドソーシングで仕事もした事がありますが個人の仕事など受けた際にギャラが支払われなかったり、単価が安すぎるのであまりオススメしません。次にどうやってフリーライターとして契約してもらうのか、案件をもらうのか、という点になります。
契約方法・案件のもらい方
- 各雑誌で公募をかけるタイミングがあるので応募する
- 知人のツテを頼り紹介してもらう
- 編集プロダクション経由で契約
この3パターンが多いです。
圧倒的に知人のツテで入ってくるというパターンが多いですね。新宿ゴールデン街など出版社勤務の人がよく行く飲み屋で知り合って紹介で契約した、というライターはこれまで何人も見ています。
ついで多いのが編集プロダクションに勤務し、そこから派遣されている場合です。ただし、編集プロダクションを経由する際の多くはギャラの中抜きが発生します。こういった形で仕事を増やしていきます。
2021年〜2022年にかけて出版業界が大きく変化
国税庁の調査によると
- 20代前半は260万円、
- 30代前半は400万円、
- 40代前半は470万円
が平均年収です。
ギリギリではありますが平均年収以上稼げるわけですから贅沢さえしなければこれまでは生活できました。それがここ数年でガラリと変わってきました。
わかりやすいのは週刊ポストや週刊現代ですかね。ほとんどの月で合併号が出ています。
実質、月に3冊の発行になっています。
紙媒体は軒並み売上は落ちているわけです。
筆者も40代に入ってからギャラは落ち続けています。どの紙媒体もウェブへの移行をしてますがそれにともなってギャラ、原稿料が落ちているというのが現状になります。出版社側から見れば印刷するわけでもなくいくらでも記事を作れるウェブは本来人件費しか経費はかかってないはずです。
少なくともこれまでより経費は安いはずなのですが、なぜかライターのギャラはウェブで執筆すると落ちる傾向にあります。
また、契約ライターと呼ばれる形でやっている人たちの多くは50代〜60代で契約が打ち切られる事が多いです。ではどういうライターが生き残っているのか、という点になります
生き残るライターの特徴
専門性の高い記事を書けるライター
例えば家電などに詳しい、女子アナなどに詳しいなどの専門性があれば一定量の仕事が入ります。また、名前のたつライターさんであればちょろっと電話で取材を受けてコメントすれば10分程度で1万円以上稼げたりもします
企画力、情報力、ネタが豊富なライター
人脈が広くネタが豊富なライターさんというのはかなり貴重に扱われます。それ故にそういうライターさんは長く活躍できます。経済の分野や政治の分野を中心に人脈を作るライターさんが長く活躍しているイメージがありますね
名前で書けるライター
ライターとしてファンがいて名前で数字がとれるライターの方です。当にひとにぎりではありますがそういう方もいます
クラウドソーシングの発展もあり安く引き受けるライターも増加傾向にあるので、今後はさらに稼ぎづらくはなっていくと思います。
筆者はライターとして大成できなかった側で時代の流れに飲み込まれないようなんとか生きている最中です。現在、40代ですが転職も模索して動いているので、今後はそういった記事も書いていこうかと思っています。
フリーライターという職業
最後にフリーライターという職業について。
取材をして記事を作る。楽しいことばかりではありませんがやりがいのある仕事だとは思います。
本当に少数ですが年収1千万円を超えている方もいます。これはライター業だけに言えることではありませんが、どんなに好きな雑誌や会社と契約してもらえたとしても収入源は複数持ってください。
どんなに優秀なライターでも大きな会社と真っ向に喧嘩をすれば切られます。好きなことをフリーランスとして続けていくためにもセーフテイネットを張ってください。
この記事を読んでくれてる方たちがフリーライターとしてご活躍できることを心から祈ってます。
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