「海賊王におれはなる」(ルフィ)「おらわくわくすっぞ」(悟空)「北斗神拳は無敵だ」(ケンシロウ)歴代少年ジャンプを牽引してきた人気漫画のヒーローは決まってポジティブですよね。
そして決まって天井知らずに成長し強くなっていきます。みんな強くてたくましくて羨ましいですね……冗談はさておき言葉が脳を変えるというのは脳科学の世界では常識となっています。
成功者の多くはポジティブな言葉の使い方をするとも言われます。これも脳科学的に言うとプラシーボ効果と言われいます。これは良薬だと言って渡されたただのビタミン剤を飲んでいたら病が回復したって話をよく聞きません?つまり暗示です。
《すぐやる人》《先延ばしにする人》というのも実は脳科学で分類をわけて考えると説明がつきます。
《やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ》著大平信孝氏ではその傾向と対策についてすごくわかりやすく解説されていました。
すぐやる人‥‥私も動くに動けなかった1人なのでとても参考になりました。
話題の本
著書:大平信孝
参考価格:1,540円
《やらなきゃ》《変わらなきゃ》と思うのになぜだか動けずフリーズしてしまう自分が嫌い
これほんとあるあるで私もそうなのですが動かなきゃいけないという自覚もあって、動かなきゃその先に待っている悲惨な未来も想像つくのに、それでも動けない。そんな自分を嫌いになってしまう。
そしてまた抜け出さなきゃ、って考え始める。どんどん自分を嫌いになってしまいそうですが、実はこれ脳の反応としては至極正常な事だといいます。
人間の脳は、
命に別状がない限り出来るだけ現状維持しようとする
つまり生活を変えたくないという反応をします。マジであるあるですね。
仕事を変える→今より給料が下がるかもしれない
こういった思考が働くおかげで転職時期をまんまと流し、涙を流してしまう。私がそうです。脳の言うことを聞いていると、最終的に動きたくても様々な要因で動きが狭まってしまいます。
例えば、
- 年齢制限で面接を受けられない→諦める
- 最近腹が出てきたな→ダイエットするか→体を鍛えるか→じゃあまずジムを探すか!
これをやり始めるとほぼ動かず終わります。前提で言うと脳は好きな物食って寝る、という今の生活を変えたくないからです。
ジムの場合、「このジムはガチ勢が多そう」「月会費高っ!」と脳がブレーキ(言い訳)をかけるからです。生活を変えたくない、という脳の防衛本能に抗うわけですから動けなかったり、3日坊主で終わってしまったとしても自分を責める事ないんです。
もう想像つくと思いますが、じゃあどうするかって言うと「脳のブレーキを取り除いていけばいい」
脳のブレーキを外すってどういう事?大平信孝氏のオススメの「10秒アクション」とは?
「ミスしたくない」「失敗は嫌だ」の完璧主義者にも、「自分には無理」「まだその時ではない」と自己否定感が強い方も、ブレーキがかかった状態で止まっているのなら結果だけで言えば動けないって事になります。
何も考えずやってみっかっていう楽観主義者に成功者が多いのも、「動く=種まき→実を得る」ということなのでしょう。
とにかく動けない方に対して大平信孝氏は「仮決め」「仮行動」でもいいからフットワークを軽くすべきと説明しています。筋トレをはじめたいならジムやウエアは置いといて、動きやすい服に着替えて腕立てしてみるって事です。
新しい行動パターンを脳に意識させることでブレーキを外せると解説しています。そのブレーキ外しの初歩として「10秒アクション」でハードルを下げていくのがとても効果的なんだとか。
- 仕事を変えたい→転職先を調べてみる
- ダイエットをしたい→とりあえず10秒走ってみる
この少しのアクションで変われるといいます。人間にはほんの少しの変化なら受け入れる可塑性(カソセイ)を利用するそうです。脳科学においての可塑性は日頃の訓練やしつけで変化できます。私も今日は筋トレだるいな、って思っている日でも行くだけ行ってみようって行くとガッツリやってしまいます。
そんなものなのかもしれないですね。
脳のブレーキを外した後、動き続けるためのコツとは!
「極端に言うと人が行動する理由は、2つしかありません。それは「苦痛回避」と「快追求」
なるほど、とうなずけますね。自分がどちらのタイプの原動力(スイッチ)を使っているかで燃料が変わっていくので考えてみましょう。
苦痛回避
文字通り辛い、苦しい、痛いなどのイヤなことを避けるための火事場のクソ力的な行動
快追求
ほしい結果を得る、夢や目標を実現する、嬉しい、気分がいいという感情を得るための行動
簡単に言えば将来の不安を煽って取り除くために動くタイプか、喜びを得るために動くタイプかという事ですね。私はどちらかというと不安を取り除くために動くタイプだと思います。
動けているうちはどちらを原動力にしていてもいいのでしょうが、動けなくなってしまった時、逆のスイッチを使うことで気持ちにポジティブに作用するようです。
例えば、私なら不安ではなく時には自分へのご褒美的な動き方をしてみるという事です。
この仕事を頑張ったらたまには大好きなラーメンでも食べよう!とうまくスイッチを使い分けることでより動く活力に変えられるとの事です。
動き出したらだしたでとにかく脳はやる気が起こさせないよう、長続きさせないよう、モチベーションの低下を招こうとします。
防衛本能上、しかたないのですが。
しかし、動くことでしか未来は変わりません。
さらに動くことで意欲を高めたり、楽しいと感じるドーパミンホルモンを脳が分泌させます。このドーパミンが行動の源になるわけですからほんの少しの行動もとても重要だという事です。
同書ではまだまだ多数の「すぐやる人」になるコツが紹介されています。
動けない自分→脳のブレーキ(言い訳)→10秒アクションで動けないを打破→動くうえでのコツ→すぐやる人へ
というスパイラルに入っていけるよう丁寧に解説されています。また、意欲の低下時に効果がある方法論も多数紹介されていました。
エイエイオーと大声で鼓舞する、自分の頬などをはたく、背筋を伸ばしてみる、などオフィスでもできそうなのも多数あったので(大声は出しにくいかもしれませんが)今オフィスでなんとなくやる気が出ない、動けないって思っている方にオススメしたい1冊になっています。
話題の本
著書:大平信孝
参考価格:1,540円
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