元々ハムスターなどの小動物は、生きた昆虫を食べる生き物で【ミルワーム】は栄養価が豊富でハムスターも大好物な餌です。
ただ、生きたミルワームは見た目がグロテスクな事もあり虫が苦手な方からしたら抵抗があるかもしれません。
私は、虫が大嫌いなので生きたミルワームを与えるのに抵抗がある為、乾燥させてあるミルワームを与えてます。それについては、また後程書いていきます。
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ハムスターの飼育方法&注意点について書いているのでこちらも合わせてお読み下さい。
生きたミルワームは、栄養価が豊富な為与えるメリットもあるんですが与え方によってはハムスターが怪我をしてしまう恐れがあります。
今回は、ミルワームのメリット・デメリット・栄養価・与え方についてまとめています。
虫が苦手な方でも読めるように生きたミルワームの画像は載せていません。(乾燥ミルワーム画像は有)
ミルワームとは?
そもそもミルワームとはなんなのか説明していこうと思います。
ミルワームとは…
ゴミムシダマシ科のチャイロコメノゴミムシダマシという昆虫の幼虫で、穀物などを食べる害虫。
ただ、生きたミルワームを買って与えるのはちょっと抵抗が……!って方は乾燥させたものもあります。
続いては、ミルワームの【豊富な栄養素】についてまとめました。
ミルワームを与えた方がいい理由
まずは、ハムスターにミルワームを与えた方がいいポイントをまとめました。
ポイント
- ハムスターが懐きやすくなる
- 噛まなくなる
- 動物性タンパク質の補給
- 毛並みが良くなる
- ハムスター同士の共食いを防ぐ
- 水分補給もできる
動物性タンパク質
タンパク質は、血や肉の材料になる他、疲労回復や病気を防ぐ以外に回復力にもかなり効果的です。動物性タンパク質は、植物性タンパク質よりも体への吸収率が高いです。
人間もタンパク質が必要とされていますが、ハムスターも同じでタンパク質は大切な栄養素の1つになります。
病気などで給水器を使えないときは、良質なタンパク質や消化中の栄養などと一緒に水分補給もでき、回復を促せます。また毛並みも良くなります。
ハムスターは、動物性たんぱく質が不足したりストレスが溜まった場合、人や物を噛みやすくなったりという説があります。
実際に、ミルワームを与えるとかなり食いついてきてくれます。
ミルワームはハムスターの本能に近いエサですので、ストレスを減らしつつ動物性たんぱく質も摂取できます。
ミルワームの栄養素
ミルワームの栄養素
動物性タンパク質
筋肉の成長や、疲労回復、血の元になる動物性たんぱく質。チーズや煮干しなどにも含まれていて、その中でミルワームは動物性タンパク質が非常に豊富です。
多価飽和脂肪酸
体内のコレステロールを調整してくれる。
銅
鉄分から赤血球を生成するのに役立つ成分になります。
ナトリウム
体内の水分バランスや細胞外液の浸透圧を維持してくれる働きがあります。また、酸・塩基平衝・筋肉の収縮・神経の情報伝達・栄養の吸収と輸送などにも関わっています。
カリウム
ナトリウムとともに、細胞の浸透圧を維持しているほか、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排出を促進するため、血圧を下げる効果があります。
セレン
抗酸化作用があり、酸素やタンパク質の一部を構成する働きがあります。生命維持には必須ですが、過剰摂取はNGです。
ミルワームを与える頻度は、1日1匹・週1~2回。
生きたミルワームの注意点
生きたミルワームは、ハムスターの大好物ですが1歩間違えるとハムスターを危険な目にあわせてしまうので注意が必要です。
- ダニが繁殖する
掃除をサボったり、ゲージを日陰に置いておくと稀にダニが繁殖することがある。
- ミルワームが襲うことがある
生きたミルワームは当然動きます。その為、ハムスターが食べるまでに逃げたり、時にはハムスターを襲うこともあるので食べ終わるまで必ず見守って下さい。
虫が苦手な方でも大丈夫
虫が苦手な方は、乾燥したものや粉末タイプのものが市販やネットで売っているのでそちらを与えるのがいいかもしれません。
私は、虫が大の苦手なので乾燥のミルワームでも最初見た時は「わっ!!!」ってビックリして彼にお願いしていたんですが、少ししたら慣れてきて与えられるようになりました。
乾燥ミルワームは、カリッカリ。
ハムスターに与えると、カリカリカリカリと音をカリカリ鳴らしながら食べます。
その食べる姿もなんとも可愛いんですよね。
また、乾燥したものと粉末タイプのミルワームは生きたものと違い日持ちもすることが最大のメリットになります。
乾燥ミルワームはいろんな種類があります。
生きたミルワームよりか栄養は多少欠けてしまうみたいだが、微々たるもの。乾燥ミルワームでも十分栄養は豊富になります。
見た目はグロテスクですが、数日すれば慣れるし何よりもハムスターの食べる姿が可愛くてついつい食べ終わるまで眺めちゃいます。
粉末タイプの物もあります。
虫が大の苦手でミルワームの形すら見るのも苦手という方は、跡形もなくミルワームを全く感じさせない粉末タイプのものもあるのでこちらも要チェックです。
粉末の場合は、小さじ半程度の分量を餌入れに入れて与える。ただ、食べるハムスターと食べないハムスターでかなり分かれるみたいなので数日経っても食べない場合は除去しましょう。
最後に…
今回は、我が家で飼っているハムちゃんをモデル出演させましたが、実際にミルワームを与え始めてから噛まなくなったし、懐いてくれました。
ミルワームを与える際のポイント
ミルワームを与える前に、自分の指に軽くミルワームをこすりつけてあげると、だんだん飼い主のニオイをハムスターが覚えてくれて噛まなくなるし懐いてきてくれます!
栄養価が豊富でハムスターの大好物なミルワームは見た目はグロテスクだが、動物性タンパク質やナトリウムなど生き物が必要とする栄養素が豊富です。
与えても懐かないハムスターもいるらしいので一概には言えないんですが、与えないよりも与えた方がいいのは確かです。