《月5万円の米国株投資で経済的自立を達成する》赤字で心にズバッと刻み込まれたサブタイトル……。今回は投資系YouTuberロジャーパパ著の「FIRE最強の教科書」から最強の投資法を学んでいきます。
私は仮想通貨投資を主に行っているので米国株はフワリとしか勉強していませんが投資を行う者として「FIRE」は世界万国共通の目指すひとつのゴール……という事で結局何をするのが最強なのか?その辺を読み解いていきます。
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FIREを達成するひとつの目安「4%ルール」とは?
これね、よく聞きますよね。3秒ルールならぬ4%ルール。3秒ルールマジで懐かしいなあ。床に落ちた食べ物を3秒以内に拾えばって、はい。そうではありません。ただし時間軸に沿った考え方をするという意味では似たようなものかもしれません。
自分が何年以内に仕事をやめていくらで生活していきたいか?それを逆算して考えると4%ルールがわかりやすく、どうするべきか理解しやすいと思います。ロジャーパパの投資法としてもメインはこの4%ルールを土台にしています。
「4%ルール」とは、自分の資産を年利4%で運用してその4%で生活する事です。すると資産を減らさずに生活ができるので仕事をしなくても運用利率で生きていけます
今現在の年間生活費が例えば300万円かかっているとします。「令和2年分民間給与実態統計調査」によると日本人の平均年収は433万円。年間300万円もの生活費があればほとんどの人が生活できると思います。資産運用で年間300万円得ようと思ったら運用する資産は7500万円必要になります。
これ、一見途方もない数字に見えますね。無理だわ。いやいや無理だろ。私もそう思います。ですがここに時間をかけて「複利」の力を使えば達成できちゃうわけです。
アメリカが崩壊しないとか色々な前提がありますがたぶん今の20代の方が早期に取り組めばほとんどの方が達成できちゃうと思います。ちなみに私は時すでに遅し……です。それゆえリスクをとっての仮想通貨なのですがそれはまた別記事にします。ロジャーパパの投資法のコアである月5万円でFIREできるって一体どういう事?そちらについて解説します。
こうやってFIREは達成される!
まず運用って何をするの?って方向けに説明しておきます。一言で言えばインデックスへの投資です。ロジャーパパがオススメとして挙げていたのが、
- 全米株式「VTI」(2008年以来219%の上昇率)
- 全世界株式「VT」(2008年以来98%の上昇率)
- S&P500(2008年以来207%の上昇率)
初めて目にする方は一体コレ何?って思う方もいるかもしれないが、それぞれその名の通りの物と思ってもらえば簡単です。
全米株式「VTI」
アメリカの上場企業4100社が対象。アメリカの4100社をポンとひとつの大きな箱に詰め込んでそれに投資するイメージです。
全世界株式「VT」
約6割がアメリカ企業ですが、他にも英国、中国、日本、フランス、韓国など文字通り世界中の企業に投資をします。大きなおもちゃ箱に各国からいい物を詰め込んだというイメージです。その中にはアメリカだったらApple、日本ならトヨタも入っています。
S&P500
こちらはアメリカの大型株500社を対象。アメリカのトップ500社をひとつの弁当箱に詰め込んだ幕の内弁当を買うようなイメージです。
初見でも勘のいい方なら察すると思いますが全世界が滅亡、アメリカが滅亡、基本はそういった事がなければ無価値にはなりません。S&P500は年平均利率が7%との事で、複利をかけた試算を紹介しています。
7500万円の資産を貯めたい場合
かかる期間 | 月々の積立金 |
10年 | 月々43.3万円 |
20年 | 月々14.4万円 |
30年 | 月々6.1万円 |
1億5000万円の資産を貯めたい場合
かかる期間 | 月々の積立金 |
10年 | 月々50万円 |
20年 | 月々28.8万円 |
30年 | 月々12.3万円 |
5万円を月々積立投資した場合(複利運用7%)
かかる期間 | 貯まる金額 |
10年 | 約865万円 |
20年 | 約2600万円 |
30年 | 約6000万円 |
通常貯金の場合
かかる期間 | 貯まる金額 |
10年 | 600万円 |
20年 | 1200万円 |
30年 | 1800万円 |
となります。しかも今現在で言えば40年来のインフレを受けてS&Pは大きく下落しています。
買い場としてはアリかと思っているので私もちゃまも少しづつでもインデックス投資を始めていこうと最近相談しています。
著者であるロジャーパパは44歳(2022年)との事で、「普通の人は粘り強く一歩ずつ目標に向かって進むしかない」と言っています。もともとGAFAの中の1社で勤務していて、2021年11月よりFIRE生活をスタートされています。そして現在は起業家YouTuberとして活躍しています。
勤めていたGAFAの1社では平均勤続年数が4年半だったといいます。ロジャーパパは9年間勤めていたので仙人レベル、「まだこのおじさん会社にいるの?」状態だったと語っていますが他人事ではありません。
まずはインデックス投資を初めてみようと考えています。
先述したS&P500などを購入するのにロジャーパパが初心者にオススメしているETFや投資信託は
\ETF/
- 「バンガードS&P500」(voo)バンガード社運用
- 「SPDRポートフォリオS&P500」(SPLG)ステート・ストリート社運用
\投資信託/
- 「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」SBI証券販売
- 「eMAXIS Slim米国株式」楽天証券販売
との事です。ETFと投資信託の何が違うかと言いますと一番大きな部分は上場、非上場です。それから管理費用(信託報酬)がかかります。
- ETFの上記2社管理費用/約0.03%
- 投資信託の上記2社管理費用/約0.09%
手数料だけ見ればETFのが安いです。ですがVOOの方は約351ドル〜、SPLGは約45ドル〜とわりとまとまった金額からの投資です。対して投資信託の方は100円〜の投資が可能なので資金力がない方でもコツコツ投資が可能です。
それから大切なメンタル面やテクニック面として、
- 利確は目標設定額に達したときだけ
- ゴールに近づくにつれて債権の比率を増やすべき
と説明しています。利確の難しさは仮想通貨で学んでいますが、これは本当に難しいです。そして債権に比率を増やすというのはより守りを固めるという事になるそうです。守りの長期投資と攻めの短期投資の投資法についてすごくわかりやすく書かれています。初心者でも理解はできると思いますが、ある程度投資経験をしている中級者に向けた1冊かとは思います。
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